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笑福亭生寿に栄冠

「上方落語若手噺家グランプリ」の決勝が8月23日(火)天満天神繫昌亭で行われ、
「秋刀魚芝居」を演じた笑福亭生寿君が優勝、
準優勝には「がまの油」を演じた桂二葉君が選ばれました。


【左から仁智、二葉、生寿、アートコーポレーション株式会社 寺田千代乃名誉会長】

今回で8回目となるグランプリ、40名の若手噺家がエントリーし、予選を通過した
笑福亭智丸、桂りょうば、桂二葉、露の紫、月亭太遊、桂そうば、桂三実、笑福亭生寿の
8名が決勝に臨むこととなりました。

筆者(桂枝女太)は上方落語協会の若手育成委員会というところで委員長をしている関係で、
審査員として参加しました。落語家の審査員は私だけで、他は在阪各局のプロデューサーさんたち。
落語家とはまた違う視点で評価してもらって、次代の落語家のスターを生み出そうという趣旨で各局の方々に協力していただいています。

毎回そうですが、この会は練りに練ったネタを(ダジャレではなく)適度な緊張感を持って
舞台にかけてきますので、皆さん本当に素晴らしい高座を見せてくれています。
チケット発売日に完売になるのもうなずけます。
我々も見習わなければ・・・てな優等生的なことをその場では感じますが、
たいてい次の日は忘れています(笑)。

今回残念だったのは予選を通過した月亭希遊君が、決勝直前に新型コロナの陽性判定を受け
出場できなかったことです。本人は本当に悔しかったと思いますが、大丈夫、彼なら次回も
予選を通過して決勝というひのき舞台に戻って来ること間違いなし!
また来年に向けて頑張ってください。


【優勝の笑福亭生寿】


【終演後の記者会見の模様】

終演後の記者会見で生寿君は「今まで賞というものに縁がなかった。ほんとに嬉しいです。
また準優勝の二葉君と共に古典落語で一位二位に入れたのは大きい。賞レースでは創作落語の
方が評価されやすい現状で、古典落語も十分評価されるんやというところを後輩たちに示せたのが大きい」
若手といってもさすが15年のキャリア。
落語はもちろん、受け答えや高座の姿かたち(お腹の出具合も含めて)もう若手とは言えません。
上方落語を引っ張る実力派、そして上方落語協会幹部候補生としてますます期待が高まります。

文・桂枝女太

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