公益社団法人 上方落語協会

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会長のご挨拶 8月

7月13日

ついに富士山頂に立ちました。

天満天神繁昌亭の、幟を立てたのです。

4つあるコースから

選んだのは富士宮コース。

頂上には浅間大社奥宮があり、

そこで奉納落語をするとともに、繁昌亭丸11年を目前にして

今後の10年もますますの繁栄を祈念するとともに、

神戸新開地の寄席の建設の無事やら、

協会員の健康、さらなる発展その他諸々

厚かましいくらい、沢山お願いしてまいりました。

それぐらい、お願いしてもあまりあると考えたのも、

私にとりましては、非常に過酷な登山となりました。

特に最後の9合目越えてからの、急斜面は

人生の中でも、あまり経験したことのない、

ほとんど運動らしきものをやってこなかった落語家には厳しいものでした。

薄くなる酸素。

あるかないか目に見えない酸素。

 

脳の方は健全だと判断していても、

血中酸素濃度がどんどん下がっているとの判断で

顔色も悪くなっていることからリタイアを勧められましたが

必死の思いで何とか頂上に立つころが出来ました。

あきらめなかったというのも

私には目に見えない力が背中を押してくれたからだと

今でも思っております。

それは三代目春團治師匠を最後に旅立った、上方落語の四天王の師匠方の

魂が守ってくださったんだと、信じております。

もちろん山登りの前日、大阪天満宮でお守りを買いました。

弟子の分も、マネジャーや親しい皆様の分も

富士山信仰というのが昔からありますが

頂上に立つと、説明のできない、パワーをもらったような

気持ちになりました。

日本一高い高座での奉納落語で、

上方落語協会の増々の発展をお願いしてまいりました。

もちろん、支えて下さって頂いておりますお客様各位のご健勝も

忘れずに、お願い申し上げました。

これからますます暑い日が続きますが、

お客様にはお体に気をつけて頂いて、繁昌亭に足をお運び下さいますようお願い申し上げます。