公益社団法人 上方落語協会

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会長のご挨拶 2月

いつも上方落語に熱いご声援ありがとうございます。

 さて真冬の選挙戦も政治生命を賭けた闘いですが、6日からは競技人生をかけ、国を背負った熱闘ミラノ・コルティナ冬季オリンピック大会が開かれます。

 特に今回日本は、冬季オリンピック史上最多のメダルが期待できるそうです。
万博後の冬季オリンピックといえば72年の札幌オリンピックの日の丸飛行隊(笠井、今野、青地)。金銀銅のメダル独占の快挙で、自国開催を盛り上げました。
 今大会そんな表彰台独占の期待がかかるのは、スノボのビックエアー女子、男子、W杯開幕戦に1、2、3位独占のハーフパイプも可能性があるようです。特に私はビックエアー男子、荻原大翔選手の横回転6回転半に期待です。
 その他の金メダル候補も目白押しで、男子ジャンプでは小林陵侑選手の五輪連覇、成長著しい女子の丸山希選手。
 昨夏、長野五輪ジャンプ台を見学しスタート地点に立つ機会がありましたが、あんなところから飛ぶなんてとんでもないです。

 スピードスケート女子の高木美帆選手が何個のメダルを獲得するか、ソチ五輪竹内智香選手の銀で感動したスノボ・パラレル大回転の三木つばさ選手は直近のW杯で優勝しています。
 フィギュアのペア“りくりゅう“は金確実、引退を決めている女子坂本花織選手、北京の銀からジャンプアップを目指す男子の鍵山優真選手の応援に力が入ります。
 北京金メダルのスノボ男子ハーフパイプ平野歩夢選手、先月末複数骨折の怪我をしながら「持てる力を出し切りたい」と驚異の回復で出場しドラマが生まれるか。
 ドラマといえばドラマチックに盛り上がるのが、団体戦。フィギュア団体、ジャンプ混合団体、ジャンプ男子団体のメダルが楽しみです。女子アイスホッケー「スマイルジャパン」、悲願の出場を果たした女子カーリングチームも大注目です。

 ただ、見ている方は気楽ですが、出場選手は代表の喜びもさることながら「日の丸を背負う」プレッシャーを克服できるか人生を賭けた戦いが続きます。
 その姿に勇気をもらう人たちの多いのもこの時期ならではではないでしょうか。

 1月、2月、3月は人生の大切な節目を迎える季節、多くの人が決断と勝負をかける時期でもあります。
 先日、協会初の新卒採用の職員の面接をしましたが、関東の女性で上方落語普及の仕事をしたいと志高く語っている初々しい姿に昔の自分を重ねました。

 私も師匠に入門を許され、弟子として付き出したのが18歳の2月11日(建国記念の日)でした。大胆に門を叩いたものの希望より不安ばかりで毎日覚えることだらけ初体験の連続で、忙しい師匠に気を遣わせ失敗続きで、いつ「君は向いてない」と言われるかハラハラの毎日でした。
 そんな中、先輩の中田カウス・ボタンのお二人にはしきたりやら教えていただきお世話になり、同期の漫才ザ・ぼんち、初代B&Bには、劇場で会う束の間や仕事終わりの時間に悩みを共有して慰め励ましあったものです。

 さて繁昌亭でも勝負をかけた若手噺家がいます。
 昼席2月16日(月)から一週間は、昨年の「上方落語若手噺家グランプリ」年季規定最終年最後のチャレンジでトリで怪談噺で勝負をかけて、優勝をさらった林家染吉さんの「若手噺家グランプリ優勝記念ウィーク」。
 また喜楽館では、2日(月)から「~ねこLOVEウイーク supported by フェリシモ猫部~」、9日(月)から、一昔前まで男社会だった噺家稼業に今やしっかり存在感をアピールする「~バレンタイン女流ウイーク~」。

 芽吹の季節、新しい芽の金メダルを目指す熱演にご期待ください。

 公益社団法人 上方落語協会
   会長 笑福亭仁智