新型コロナウイルス感染拡大防止の為に3月3日から休館しておりました繁昌亭が7月1日より満を持して再開することになりました。
121日ぶり、しかも万全の新型コロナウイルス対策を施しての再開ですから噺家もスタッフもシュミレーションが必要と、26日から28日までの3日間、合計5回のプレオープン「もうすぐ再開・繁昌亭」を開催することと相成りました。
そこで本日は26日のプレオープン初日の模様を皆様にレポートでございます。
開場の30分前には早くもスタッフ一同ロビーに勢ぞろい。準備物を確認したり、お客様をお迎えする手順をおさらいしたり…、報道陣も慌ただしく行き来し、中々の緊張感!
お客様は大阪天満宮や近隣の商店街の皆様などをご招待。
ご招待と言えば聞こえがいいですけど、早い話がシュミレーションにお付き合い頂くわけです。
いよいよ会場の1時30分。
先ずは検温。それが済んだら今度は手の消毒。いつもスタッフが手渡ししているプログラムもテーブルの上に置かれていて、お客様自らにお取りいただくことになります。
次にスマホをお持ちの方には、大阪コロナ追跡システムへ登録するためのQRコードを読み込んで頂きます。スマホをお持ちでない方にはお名前と電話番号をお書き頂くことになります。
これでお越しのお客様の中に感染者が発生した時には直ぐにメールやお電話で知らせが入り、注意喚起を呼び掛けることになります。
ここまでが入場するまでの作業。結構手間のかかる作業ですが皆様のご協力で初日にしては順調に運びました。
そして客席へ。当然ここでも感染拡大防止の手立てが施されています。
通常、繁昌亭の定員は216名。それが当面の間はソーシャルディスタンスを守ることで102名に制限されます。
当然客席は空席が目立つ寂しい状態になるはずが…これがあら不思議、結構な満席感…それもそのはず、空いた席には落語家の等身大?の写真が鎮座ましまして…お客様と一緒に舞台を見つめてます。
これは7月1日からはお客様の笑顔の写真パネルに変わります。題して「あなたの笑顔で繁昌亭を盛り上げて下さい」(一か月2000円)の実施でございます。→詳細は一番下にございます。
二番太鼓が鳴っていよいよ開演。
仁智会長のご挨拶に続いて前座の登場。
通常8本の番組も、これまた当面の間は6本、上演時間も2時間と若干コンパクトに…。
プレオープン初日の番組もトントンと進んで無事終演。
大きなトラブルもなくプレオープン上々の滑り出しでございました。
えっ?肝心の落語の出来はどうやったかって?久しぶりの落語、上手いこと出来たんかって?
ささ、それでございます。正直久しぶりのことで、落語家にもお客様にもそれなりの緊張感や戸惑いみたいなものがあったようには思いますが、お客様はニコニコお帰り下さいましたし、何より落語家は繁昌亭が再開されること、お客様の前で落語ができること…大喜び!そして大張り切りでございます。
プレオープンも残り4公演、出来うる限りの準備をして7月1日の再開を迎える所存でございます。
どうかこれまで同様、お運びくださいますよう、繁昌亭を落語家を可愛がって下さいますよう、切にお願い申し上げる次第でございます。
プレオープン二日目、三日目の様子や繁昌亭再開後の様子なども随時お知らせいたします。
「んなあほな」へのお付き合いも合わせてお願い申し上げます。
笑福亭竹林
あなたの笑顔で繁昌亭の客席を盛り上げてください!~使用不可席活用キャンペーン~
繁昌亭では7/1以降、市松模様に座って頂くため、使用不可席は落語家や、てんてんちゃんが座っています。
この使用不可席をお席をお客様の笑顔の写真で満席にして下さいませんか?
応援してくださる方には1か所2000円で『お写真で』お座りいただけます!
お申込みは天満天神繁昌亭へ。電話・ファックス・メールで受付しております!