初代の桂文枝は幕末から明治にかけて活躍した落語家で、
現在、上方で「桂」を名乗る噺家ほぼ全員のご先祖様になります。
得意ネタの「三十石」を質入れしたり、芸名をそのまま本名とするなど
大変エピソードの多い人でした。
今回生誕200年を記念して10月28日から11月3日まで繁昌亭で
文枝一門による「初代桂文枝生誕二百年記念特別公演ウィーク」が催され、
ロビーで歴代文枝にまつわる展示が行われています。展示は11月17日までです。
残念ながら初代文枝の写真はなく、愛用の火鉢の展示となりましたが、
二代目から現在の六代までの資料が展示されています。
繁昌亭へお越しの際はぜひご覧ください。
ちょっとした上方落語通になれるかも。
文・桂枝女太