2018年2月11日(日)、大阪道頓堀『松竹座』において、
『春之輔 改メ 四代目桂春團治襲名披露公演』が行われました。
1033席ある客席は昼夜ともに満席。
花街にも親交の深い四代目らしく、
昼は祇園甲部、夜は祇園東部から芸妓のお姉さん方が駆けつけ、手打ちに祝舞。
会場は一気に華やかな雰囲気に包まれました。
昼の部には、桂文枝・桂きん枝・露の都・桂春雨・柳家小さん(東京)、
夜の部には、桂文枝・笑福亭福笑・桂文珍・桂小春團治・柳亭市馬(東京)
といった面々が並んで口上を述べ、その司会を昼夜共に桂春若が務めました。
きん枝師から「だいぶ先輩でいらっしゃいますが、私、一回も先輩と思ったことはありません。それくらい懐の深い方」という祝辞があったかと思えば、小春團治師からは「交通事故で脳みそ割れたのに奇跡的に回復した強運の持ち主」というエピソードが飛び出したり……私生活においてもエピソードの多い四代目ならではの笑いの絶えない口上となりました。
なお、襲名披露公演は、このあとも続いていきます。
繁昌亭での披露公演は、5月21日(月)~27日(日)の昼席で行われます。
文・桂花團治