入門15年を迎えた若手落語家たちが、繁昌亭昼席のトリを7日連続でつとめる「翔ぶトリウィーク」。この企画が始まって3年目の今年は桂小梅、桂米輝、林家染八が主役です。
いつもは重鎮、ベテランが担う大役に挑戦する3人のインタビューを2回にわたってお届けします。
第1回は桂小梅。9月28日(月)ー10月4日(日)の週に登場します。

──自分のウィークが目前の今の心境は? どんなふうに過ごしていますか。
小梅 刻一刻とその日が近づいてくるにつれて、緊張感も大きくなっています。
初めて繁昌亭夜席で独演会をしたときに似ていて、責任感と高揚感が入り混じって、気持ちがフワフワしています。ただ気持ちに余裕がなく、趣味の鉄道写真撮影で息抜きする間もありません。これが自分で一番驚いていることです。
「家で稽古するより、実際に高座でやってみた方がエエで!」と師匠に言ってもらったので、(ウィークに向けて)落語会で尺の長いネタを何本か演じさせていただきました。
あと1本、ウィークまでに高座でやりたい噺があるのですが、当日まで無理みたいです。
当日どうなることやら・・・乞うご期待!?
──「翔ぶトリウィーク」は、共演者たちの顔ぶれについて、主任(トリ)の意向も一部反映されます。主任として期待していることや、共演者とのエピソードなどあれば、教えてください。
小梅 日頃お世話になっている共演者の方々ばっかりなので、恩返しのつもりで出番を組ませていただきました。でも結局は、ゲストの皆さんにおんぶに抱っこの連続だと思います。
実父で師匠の梅団治は最終日に出演します。それ以外の日は、師匠と入門同期の笑福亭竹林師匠、幼少期からお世話になっている桂三歩師匠と笑福亭鶴二師匠が父親代わり(?)として出演してくれます。
プロになった僕の落語を初めて聞いた竹林師匠が「大きくなって・・・」と泣いてたみたいです。父は泣いてなかったのに・・・笑
──昼席のトリをつとめるにあたり、策を練っていることと思います。ぜひ高座で演じたい噺や、お客さんへのアピールポイントは?
小梅 三代目春団治一門直系の師匠方7人が1週間、日替わりで出演してくださいます。
ネタは1週間毎日替えたいので、7席に絞りました。そのうちの何本かは、大師匠の三代目春団治師匠の十八番を演らせていただこうと思ってます。
──三代目春団治師匠をよくご存じの落語ファンなら、演目を予想するのも楽しいかもしれませんね。「代書屋」はきっと出るやろう、とか。これ、当たってます?
小梅 えーと・・ ノーコメントです!
──連日披露される「口上」も番組の目玉です。どんな口上になってほしいですか?
小梅 舞台中央の私の両側に並んでくださる師匠方にお任せ。私自身も大変楽しみにしていますので、お客さんも楽しみにしてください。もうゲストの皆さんに並んでいただいて、私のことを話してもらえるだけで満足です。
──最近ハマっていること、気になることは?
小梅 最近になって、やっと落語が好きになってきました。
語弊があると困りますが、昔から落語は大好きです。でも「自分の落語」が嫌いでした。自分の噺を何度か録音して聴きもしましたが、ほとんどオチまで聴くことがなかったほど嫌いだったので・・・本当に15年もよく続いてきたなぁとつくづく思います。
ありがたいことにに『翔ぶトリウィーク』が決まった後、うちの師匠にお願いして、過去に教えてもらった噺をもう一度オサライしてもらいました。
オサライをしてもらっている時に自分の噺を録音して聴いてみると、昔と比べて間やテンポが良くなってて、エライ変わっていることにビックリ。それからは楽しくて・・・ですから、最近ハマっていることは稽古ですかね?
──最後に、意気込みと、お客さんへのメッセージをお願いします。
小梅 独演会の時は、小梅を応援しようと来ていただいてるお客様ばっかりだったので、甘えてた部分もありましたが、この『翔ぶトリウィーク』に関しては、僕のことを全く知らないお客様も大勢来られると思います。いや、そのほうが多いと思います。そんな方々にも楽しんで帰ってもらえるように精一杯頑張りますので、大いに笑ってください。
一日一日、今できる精一杯の高座を務めますれば、どうぞご支援、ご贔屓よろしくお願いします。
構成・んなあほな編集部 写真提供・桂小梅






















